担当建築会社 株式会社 住まいのクワザワ
ウェブサイトはこちら2015 初冬号掲載
家族団らんの時間が楽しい居心地の良い家
札幌市 N様邸
ご主人の実家近くの土地を探し、憧れのマイホームを建てたN様。外周壁に、2×4材よりも約50㎜太い2×6材を採用した強度と断熱性能の高い住まいは、ご主人が希望した四角いシルエットと、シンプルかつモダンな外観が特徴です。南西角地という立地を活かして南向きに配置したリビングは、暖かい陽光がたっぷりと射し込み、白系の床材に反射して、空間全体を明るく柔らかい雰囲気が包み込みます。また、リビングの天井は一部を吹き上げにすることで開放感を作り出し、隣接する和室の扉のサイズを高めに設計することで、ひと間続きの印象を与えています。「以前住んでいた家は暗かったのですが、今はとても明るいですね。インテリアコーディネーターさんのアドバイスで壁の一部に採用したエコカラットのおかげで、快適な湿度を保ちつつ気になる匂いも軽減され、空間にもニュアンスが生まれました。居心地がいいせいか、私も主人も家で過ごす時間が増えたと思います」と奥様。ご主人の会社が近くなったことから、通勤時間も短縮。朝も家族一緒に食事をするようになり、団らんの時間が一層増えたと話します。そんな奥様のお気に入りは、調理スペース・シンクともに広々と設計された機能的なキッチンと、すっきりと整頓されたリビングです。「キッチンを対面にすることで、リビングでくつろぐ主人や子どもが遊ぶ様子が眺められ、家族との会話を楽しんだり、テレビを見ながら家事が出来るようになりました。キッチンとバスルーム、トイレ、玄関を回遊式にしたことで、家事が効率良く行えるのもいいですね」。
さらに奥様がこだわったのが、家の随所に設けられた大小の収納スペースです。「どこに何があるかを家族みんなが把握でき、使う場所にしまう場所があるように設計してもらいました」。例えば、散らかりがちなお子様のおもちゃは、遊び場となっている1階和室のクロゼットの中、絵本は和室の壁の一部に組み込んだ造作の本棚へしまうため、出し入れしやすくキレイもキープ。奥様が歩ける程度の天井高を設けた2階のロフト風スペースにもおもちゃが置かれていますが、廊下側に設けた間仕切りが目隠しになり、そこで遊ぶお子様の気配を感じながらも、見た目はすっきりとまとまっています。
やんちゃ盛りのお子様が元気に動き回りながらも、家の中は常に整頓され、全体的にすっきりとした印象を与えるN様邸。自分たちが心地良く暮らすためのさまざまな工夫が、ここには溢れていました。